┃つるりとしたのど越し！老舗こんにゃく店と共同開発したこんにゃくそば

山形名物「そば」と、もうひとつ名物である「こんにゃく」。 この２大名物を組み合わせたら、 美味しいおそばができるのではないか、ということで作られたのが 「元祖こんにゃくそば」です。 こんにゃくの味と食感を生かし、つるつるっとしたのどごしの良さ、 しこしこっとしたコシのある歯ごたえで、さっぱりといただけるおそばなのです。

芸能人、著名人にも「元祖こんにゃくそば」ファンが多く、テレビや雑誌で何度も紹介されているほどです。喉ごしがよく、さっぱりとした味わいですので、冷やしてサラダ感覚で生野菜と一緒に食べたり、納豆や山菜、きのこを大根おろしと一緒に食べるのもオススメです。 麺のおいしさを堪能したい！という方は、やっぱりざるでツルツルッとどうぞ。

元祖こんにゃくそばは、こんにゃく料理で有名な、上山市楢下地区にある「丹野こんにゃく店」から、こんにゃくとそばを組み合わせることはできないか、との相談を受けたことから始まりました。 こんにゃくとそばは、どちらも山形の食文化にはかかせないものです。 山形はこんにゃく消費量がなんと日本一！県内のスーパーのこんにゃく売り場は広いスペースがとられ、いろいろな種類のものが売られています。 そしてそばは、さくらんぼとならんで山形の代名詞になるほどの名物です。 この山形の2大名物のコラボに酒井製麺所の職人魂が動かされたわけですが、誕生までの道のりは決して楽なものではなく、「元祖こんにゃくそば」がもつ独特の食感、弾力、歯ごたえを出すために、試行錯誤の日々がかなり続いたということです。

酒井製麺所は、80余年の歴史を持つ山形を代表する製麺所です。
その麺の美味しさには定評があり、めん処山形にて、そば屋さん、ラーメン店、ホテル、食堂など、約200軒以上もの業務用生麺の製造卸を主な業務としておこなっている、プロ御用達の製麺所です。特に生麺については、生そばで約20種類、ラーメンは約30種類以上の麺を毎日製造しています。

（左）その昔、粉を挽くためにつかっていた『水車』がトレードマークとして置かれています。
（右）乾麺製造部長国井さんと営業の村岡さん。

山形ならではのおいしい麺作りはもちろんのこと、山形の食材をテーマとした麺作りにも早い段階から取り組んでおり、 「ありそうでなかった」山形ならではの麺をも数々発表し、県内外にたくさんのファンを持っています。

▲山形市内にある酒井製麺所の直営売店「めん工房　さかい」