かすり家／いがもち(10笹)

地元山形で愛され続ける餅菓子

みなさんは、「いがもち」をご存じですか？漢字だと「稲花餅」と書きます。

文字をご覧いただくとおわかりいただけるように、稲の花を模した餅菓子です。スキー場や温泉地として全国的にも有名な山形の蔵王温泉伝統の土産物として、長年地元の人たちにも親しまれているお餅のお菓子です。

餡子をお餅でくるんだお団子の上に、稲花を模した黄色い米粒がちょこんと乗せられ、笹の葉の上に並べられているさまは、とても素朴でかわいらしいのです。

蒸したて、出来立てのいがもちはとても柔らかくて、もちもちしてしています。ですが、余計なものを加えていないので、次の日には表面が乾いて硬くなってしまうのがふつうです。そのため、なかなか遠方の方にはお送りできないという部分がありましたが、今回ご紹介する「かすり家いがもち」は、材料を工夫し、できたてを冷凍することにより、遠くのお客様にもお送りできることになりました！

愛情こめて、ていねいに作っています

かすり家いがもちの中に入る餡子はつぶあんです。その餡をくるむおもちは、もちもちの食感がありながらも、歯切れのよい口あたりに仕上げています。

良質の材料にこだわり、工夫をしながら、愛情こめてひとつひとつ丁寧に作っています。このようなていねいな仕事を続けているからこそ、郷土の人々に愛されるお菓子が受け継がれていくのですね。

かすり家の皆さんからのメッセージ

かすり家の和菓子をコミュニケーションのひとつとして使って頂ければと思っています。家族や恋人などとの団欒の時間を楽しんでもらうお手伝いができれば…。日本の伝統、和菓子を食べて楽しい時間を過ごしてください！

かすり家の理念

米文化の伝承と、日本伝統文明の語り部になる日本の風土と伝統を作り上げてきた米文化をお菓子を通して語り継ぐことを使命として日々努力しています。和菓子屋だからできること、「それは米を使った和菓子を提供し、皆さんに食べてもらうこと。」そんな思いを込めて日々作っています。

シンプルな材料を使った、素朴で愛らしい「かすり家 いがもち」は、お茶のお供にぴったりですよ。