【山形市初市名物】山形あわせ味噌と深瀬善兵衛商店の味噌2種セット

山形県内の16蔵の味噌を合わせた飛び切りの合わせ味噌「山形あわせ」

「山形あわせ」は、古くから新春の1月10日に山形市中心部で行われる「山形市初市」で販売されてきたお味噌です。山形県内を代表する醸造家の味噌を混ぜ合わせることで、それぞれの味噌蔵の熟成度合いが相乗効果を引き出し、唯一無二の味噌が出来上がりました。

一年に一度、縁起の良い新春の初市での限定販売ということから、山形市初市では毎年開店と同時に行列ができる程で、500キロもの味噌がまたたく間に売り切れてしまう程の人気を集めてきました。

コロナ禍の影響により、2020年から2年間中止となっていた「山形市初市」でしたが、昨年から3年ぶりに通常開催で行われました。そんな、山形市初市でしか買うことのできなかった縁起の良い「あわせ味噌」ですが、年々消費量が少なくなっている「味噌」の伝統食品としての美味しさや素晴らしさを今一度見直してもらいたい、毎日の食卓でもっと味噌を食べてもらいたいという想いから、「山形県産のおいしいあわせ味噌」として、カップ入り商品になって登場しました！

2024年の「山形あわせ味噌」は、下記の県内醸造家16蔵の味噌が合わせてあります。（こし味噌タイプのみ）

山形県内で作られ山形の人達が長く食べてきたお味噌を是非味わってみてください。

参加蔵（50音順）

• いげたや庄司醸造（株）（大石田町）
• 鏡政治商店（上山市）
• （株）木村醤油店（高畠町）
• （有）三吉麹屋（河北町）
• （株）庄司久仁蔵商店（山形市）
• 庄司平吉商店（山形市）
• （有）丹野醤油店（上山市）
• （株）花角味噌醸造（米沢市）
• （株）平山孫兵衛商店（米沢市）
• （株）深瀬利助商店（山形市）
• （株）深瀬善兵衛商店（山形市）
• 貿上醤油店（長井市）
• （株）紅谷醸造場（山形市）
• （株）丸十大屋（山形市）
• マルタ醸造（株）（寒河江市）
• 大和醤油味噌醸造工場（酒田市）

なお、パッケージデザインは、山形市出身のグラフィックデザイナー、Asterisk Design inc.（代表　武田容昌／東京都渋谷区）が手掛け、これまでのお味噌のイメージを刷新するようなデザインとなっています。幅広い年代の方にも手に取っていただけるようなパッケージです。

• 「山形あわせ」おすすめの召し上がり方

  今回ご紹介する「山形あわせ」にも参加している醸造家であり、一級みそ製造技能士である深瀬善兵衛商店の深瀬尚子さんに、山形あわせの美味しい食べ方を教えていただきました。

  「みそ汁であれば、昆布やかつおといった出汁をうすく使い、汁を味わうのがおすすめ。初市で振る舞っていたのは、つぼみのなめことさいの目に切った豆腐、そして三つ葉など「吸い口」と呼ばれる品。または、えびの頭やカニなどじっくり出汁が取れるようなものも合います。」とのことですので、ぜひお試しください！

  山形県内16蔵もの味噌蔵のこだわりの味噌が合わさった貴重なお味噌です。どうぞその芳醇な味わいを楽しんでみてください。

山形県醤油味噌品評会「県知事賞受賞」の蔵元、深瀬善兵衛商店がつくる「12割糀みそ」

前述の「山形あわせ」に加え、2022年に山形県醤油味噌品評会の最高賞である「県知事賞」を受賞した蔵元、深瀬善兵衛商店がつくる「12割糀みそ」をセットにしてお届けします。

12割糀みそは、江戸時代より続く麹屋のお味噌です。昔と変わらず手合わせした麹は、作り手の想いがこもったもので、つやつやしたお味噌に変化します。米糀の割合が大豆より2割増しで仕込んでいるので、ちょっと甘めなお味噌です。大豆もしっかり蒸煮してあるのでつぶ味噌でも豆が邪魔せず、味も使い勝手も優しいお味噌となっています。米も大豆も山形県産100％で作られた、山形生まれのお味噌です。

• 「12割糀みそ」おすすめの召し上がり方

  深瀬善兵衛商店店主の深瀬尚子さん（一級みそ製造技能士）おすすめの召し上がり方をご紹介します。ぜひお試しくださいね。

  「おかずになるような具だくさんの味噌汁によく合います。ちょっぴり甘めなので寒い時期に根菜などのほっこりした野菜と合わせるのがおすすめ。サツマイモの場合はさらに甘くなり、じゃがいもと玉ねぎの場合はとろけるチーズなどを足せば、塩味が丁度良くなります。野菜たっぷりのお味噌には出汁を使わないで。そしてお味噌の入れ過ぎにも注意。」

1841年創業。江戸時代から続く伝統の味を守り続ける老舗「深瀬善兵衛商店」

深瀬善兵衛商店（カネチョウ味噌）は1841年（天保12年）には麹屋として商いを始めており、その後も味噌を中心に梅干し、お漬物など、手づくりの味を守り続けてきました。 古くから受け継がれてきた味噌づくりの技を守りながら、学校給食への味噌の提供をはじめ、味噌文化普及のための味噌づくり教室を主宰したり、毎年大晦日には神社で振舞う甘酒を提供したりと、麹を通じて地域の人々との繋がりも大切にしています。

味噌の良さは麹（こうじ）次第ともいわれます。昔ながらの味を大切にしたいとの想いから、長年守り続けてきた味噌蔵でじっくりと手間ひまをかけて熟成させ、昔と変わらない本物のお味噌を作り続けています。

山形市初市でしか手に入らなかった貴重な合わせ味噌と、江戸時代から続く老舗深瀬善兵衛商店のこだわりの味噌のセットです。ぜひ山形の味噌をお楽しみください。