朝日町の大玉あけび約1kg(6～9玉)

独特のほろ苦さが深い味わいを生む。山形の秋の味覚あけび

あけびは、日本各地の山間部などに自生し、秋に紫色の果実が実る植物です。山形県では30年ほど前から栽培が始まり、今では全国生産量の約8～9割を占めるほどの産地となりました。 筒のような形で、果皮は美しい紫色や淡紫色に色づきます。果実を割ると（手で簡単に割れます）、中には乳白色のゼリー状の果肉と種が現れ、すっきりとした素朴な甘さの果肉をお楽しみいただけますが（種は食べられません）、山形では、果皮を調理して食べるのが一般的で、古くから、肉詰めや味噌炒めなど、あけびを使った郷土料理が親しまれています。

果皮は独特の苦みがありますが、水にさらして火を通すことであけびならではの食感と風味が生まれ、野菜というよりは山菜のような深い味わいを楽しむことができます。

※あけびは品種によって果皮の色が変わります。上記の画像のような鮮やかな紫色のものだけでなく、淡い紫色の品種もございます。お届けするあけびの品種によっては画像と色合いが違う場合がございますので予めご了承ください。

朝日町の生産者、白田さんが作るあけび

山形県の中でも特にあけびの栽培が盛んといわれてきた朝日町ですが、現在では5人程にまで生産者が減ってしまい生産量も減っているため、より希少価値が高い作物となっています。生産者の白田さんは先祖代々から続く農家で、朝日町で40年以降にわたってあけびを栽培してきた大ベテランです。

棚づくりと呼ばれる方法で葉っぱにまんべんなく日光があたるよう剪定し、また枝の配置を整えたり、水はけをよくするために盛り土をしたりと、試行錯誤を繰り返しながら地域の気候や土壌に合った栽培方法を確立してきました。

こうして作られた白田さんのあけびは、鮮やかな紫色で見た目も美しく、大きくてとても立派です。今回お届けするのは、中でも貴重なL～２Lサイズの大玉です。山形の秋の味覚、あけびをどうぞご賞味ください。

あけびの美味しい食べ方

あけびは、さまざまな料理にアレンジすることができます。特におすすめなのが「肉詰め」です。あけびの果肉を取り出し、豚ひき肉や野菜を炒めてやや甘みをつけた味噌で味付けたものを詰めて焼きます。ほろ苦いあけびの風味と味噌の風味が絶妙に調和して、美味しくお召し上がりいただけます。

また、あけびの素揚げもおすすめです。薄く切ったあけびを衣で包んで揚げることで、外はカリッと、中はほっこりとした食感が楽しめます。シンプルに塩を振っていただくだけでも、その甘みと風味が引き立ち、絶品のひと品になります。

レシピのご紹介

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  【あけびの肉詰め】

  あけびのほろ苦さと肉みその味わいが後を引く美味しさです。

  材料
  白田さんのあけび　4個（L～2Lサイズ）
  豚ひき肉　160g
  舞茸　150g
  長ネギ 60g

  [調味料]
  みそ　大さじ4
  酒　大さじ2
  砂糖　大さじ2
  小麦粉　少々

  作り方
  1.あけびは中味を取り除いて軽く水洗いし、水にさらす（20分程度）
  2.舞茸は小房に分ける
  3.長ネギは小口切りにする
  4.フライパンで豚ひき肉を炒め、舞茸、長ネギを入れて更に炒める
  5.調味料を加えて味を調える
  6.あけびの内側に軽く小麦粉を振り、肉みそを詰める
  7.フライパンに隙間なくあけびを並べ、蓋をして、焦げ目がついたら表裏を返しながら中火で5程度蒸し焼きにする
  ※フライパンに隙間が出来てしまう場合は、中味が出てこないよう、楊枝で×字に口を閉じる
  皮の色が変わり、柔らかくなったら完成です。調味料はお好みで調整してください。

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  【あけびの味噌炒め】

  肉詰めよりも手軽に調理できるのでおすすめです。

  材料
  白田さんのあけび　2個（L～2Lサイズ）
  豚肉（バラでも挽肉でもOK)　50g
  舞茸 50g
  しめじ 50g

  [調味料]
  味噌　大さじ2
  砂糖　大さじ2
  酒　大さじ2
  醤油　大さじ1
  水　大さじ1
  白ごま　少々

  作り方
  1.あけびは中味を取り除いて軽く水洗いし、食べやすい大きさに切る
  2.舞茸は小房に分ける
  3.フライパンで豚肉を炒め、舞茸、しめじを入れて更に炒める
  4.調味料、水を加えて味を調える
  5.白ごまをすったものを振りかける
  お好みで刻んだくるみを加えても美味しく食べられます。調味料はお好みで調整してください。

ぜひ、さまざまな調理方法を試して、秋の味覚あけびの美味しさを存分にお楽しみください！