特秀さくらんぼ佐藤錦600gバラ詰Lサイズ以上(300g×2)

実を厳選した大粒で甘い特秀さくらんぼ

山形の初夏を代表する果物といえば、さくらんぼ。 アンスリーファームでは、一粒一粒に栄養を行き渡らせるため、収穫量を一般的なさくらんぼの木の約半分にまで減らし、実を厳選しています。

一般的に、木に実らせる粒が多いと収穫量は増えますが、小玉で色づきの良くないさくらんぼになってしまいます。木に生らせる実を厳選し少なくすることで、太陽の光と地面から吸収する養分を少ないさくらんぼで分け合うことができ、大粒で果肉の厚い、甘いさくらんぼが実ります。

また、さくらんぼの実がなり始めると、日を当てて赤くさせるために葉を落とすのが通例ですが、アンスリーファームではこの「葉摘み」の作業を行いません。なぜなら、この時期の葉に日の光を十分にあてて光合成することが大切だからです。その代わりに、実が生るよりもずっと早い冬場の剪定の段階で、なるべく葉が重ならないように手間ひまかけて調整を済ませています。

実を日光に当てたほうが色づきが早くなるため、市場価値の高いうちに出荷することができますが、それが美味しいさくらんぼかというとそうではない場合もあります。アンスリーファームでは、より美味しいさくらんぼにするために、実に十分な栄養を行きわたらせ、じっくりと色づくのを待ってから収穫しています。そうして収穫したさくらんぼの美味しさは格別です。

全体収穫量の約30%しか採れない特秀品

こちらのさくらんぼは、全体収穫量の中でも約30%しか採れない非常に貴重な品です。熟しすぎや傷がないことも、特秀品を名乗る条件のひとつです。ぜひ、特秀品ならではの味わいをご賞味ください。

収穫は早朝4:30から。収穫前に糖度センサーによる確認と食味チェックも

さくらんぼの収穫は時間厳守で、まだ気温の低い早朝4:30からスタートし、9:00までと決めています。なぜなら、日中は気温が上がるためにさくらんぼが柔らかくなり、傷みの原因となるからです。

生育スピードが木によって異なるため、最高の状態で収穫できるように毎日園地を巡回して確認しています。さらに収穫直前には、1本1本それぞれの木ごとに糖度センサーによる確認と食味チェックをおこない、基準に合格したものだけを収穫しています。

収穫後は、パリっとした実の鮮度を保つため、すぐにパック詰めなどの作業をおこなう作業場へと運びます。さくらんぼはとてもデリケートな果物のため、発送前の検品にも気を配り、パックを全方向からチェックしています。

さくらんぼの収穫期は短く、3週間ほどで旬が過ぎてしまうため、繁忙期には収穫・箱詰など、100人規模での作業をおこなっています。

農業のイメージ向上を目指して。拡大を続けるアンスリーファーム

果樹栽培が盛んな山形県寒河江市にあるアンスリーファームでは、さくらんぼを始め、桃やぶどう、洋梨などを栽培しています。

代表の安達さんは元々は飲食店にお勤めでしたが、時々祖父母の農作業を手伝っていたこともあり、農業の大変さや後継者問題などを身近なものとして感じていました。

やがて、そういった農業が抱える問題や、農業に対するマイナスイメージを払しょくさせたい、農業の未来を変えたい、という思いが生まれ、就農することを決意しました。

そう決めてからは、日本各地にいる名人と呼ばれる生産者の元へ修行に出向き、栽培方法について勉強と実践を重ねていきました。その中で、それぞれが目指すさくらんぼによって栽培方法が全く違うということを学び、そこから自分が目指す栽培方法を確立していったのだそうです。

就農3年目を越えた辺りからは、生産者の高齢化などで農地を維持できなくなった農家さんから農地を引き継ぐことを始め、また徐々に農地を広げ続けています。

「農業革命を起こしたい」
そんな、農業に対する熱い想いを胸に、アンスリーファームの挑戦は続いています。

受賞歴

山形県さくらんぼ品評会 農林水産大臣賞（平成29年・令和2年・令和3年）

さがえ西村山さくらんぼ品評会 最優秀賞受賞（平成27年・28年・29年・30年・令和元年・2年）

手間暇をかけて栽培した大粒で甘いアンスリーファームのさくらんぼをぜひどうぞ